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BOXルーム

第9章 激進!!

「ちょっと、のたまんさん!!」


 ホルモン王子が、トイレの外から声をかける。


 のたまんは便器から飛び下り、ドアを開けた。


「どうしたんですか?」


「風呂……ガタガタ鳴ってる」


「えっ?」 


 のたまんは浴室に向かう。


『ガラガラガラ』


 ガラス戸を開けると、二人はすぐ異変に気がついた。


「えっ!? なんだ!!」


 壁のライオンが3つはずれ、浴槽の中に落ちて沈んでいた。


「ホルモンさん……これ……」


「いや……お湯はりと追い焚きのボタンを押しただけなんだけど……」


「えっ!?」


「壁と浴槽がガタガタ鳴り出して、のたまんさんを呼びに行ってる間にこうなってた。なんか意味があるのかな?」


 のたまんはポッカリと空いた3つの壁の穴を見る。だが、特に変わった様子もなく何か入っているものもない。


「壁には目から出るのと、口から出るのとが残ってます。これに何かメッセージがあるんでしょうか?」



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