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第9章 激進!!

 三人は次の問題が出るまで、ゆっくり待つことにした。


 浴槽からライオンの頭と尻の像を持ってくる。落ちた方になんらかのヒントがないかを探るためだ。


 ピイコは尻の像の穴に指を入れ「カンチョー」と、言いながら遊びはじめた。


「ピイコさん、遊ばないで下さい!!」


 そう言うホルモン王子は、ライオンの鼻の穴に指を突っ込んでボーリングの玉のように遊んでいた。


 のたまんはライオンの耳に指を入れた。ガリガリと白い粉が指に付着してくる。


「なんか、すごい耳垢ですよ」


「いや、それ水垢でしょ!! あんたもかよ!! てか、俺も人のこと言えねぇか」


 三人は一斉に笑った。


 しかし、何をどう見てもヒントに探る手がかりは何も見つからない。


 ホルモン王子はため息をついた。


「ハァー、これ、ただの像ですよ」


 ピイコがそれを聞いて反論する。


「それはライオン」


「いや、ライオンの像でしょ」


「ライオンは象じゃないでしょ」



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