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BOXルーム

第10章 いざ脱出

「マジかよ……」


 だが、三人が見た光景は同じ様に鉄の壁に囲まれた赤い絨毯張りの通路だった。


「え……外じゃないの?」と、のたまんは落胆の声を漏らす。


「簡単には出られないってことね……でも、危なそうなやつっていそうにないわね」


 ピイコは先程のタイ人風の男を例えて言った。


「あれ、訳わかんないっすよ……するしてますぅ〜とか言って……」


「とにかく、何かないか探しましょ!! 三人いればなんとかだ!! あの部屋を抜けたみたいなミラクルを起こそう!!」


 ピイコは鼓舞するように言った。













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