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第15章 真相

「ん〜、宴を待ちますか!」


 松はそう言ってケタケタと笑い出した。


 ルキアは疲れた表情で控え室を出る。何か重い物を背負ってるような雰囲気を醸し出す。


 その後ろを真綾とももっちが追い掛ける。


「ルキアさん……」と、ももっちが声をかけると、ルキアは無言で振り向いた。


「すいません、自分嘘ついてました。刑事じゃないんです。あの……」


「知ってますよ」


「え?」


「だって、あなたをゲストに呼んだのは私だよ。それにあなたの事よく知ってます。ビックリしちゃった、なんでいきなり刑事の演技を始めたのか……」


「すいません……急に女優の血が騒いじゃって……」


「本当は?」


「やってみたかっただけです」


 ももっちがそう言うとルキアは笑顔になった。


「いえ、本当は謝らなきゃいけないのはこちらです。皆さんへのサプライズゲストでお呼びしたのに……」


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