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第3章 急展開……

「なにこれ?」


 松が手にしたのは、黒地に白い、骸骨の模様が描かれた女性用のパンツだった。


 すると、それに反応する者が現れた。


「あーっ!! それ、私のパンツ!!」と、まりんが慌てて松の手から奪い取る。


「なんであなたが持ってんのよ!! この変態!!」


「え!? いや……これは……」


「変態変態変態!! 汚い!! 近寄るな!! 汚物野郎クソスケベ!! 霊長類最低の不潔モンスター!! 猥褻物陳列罪!! 痴漢冤罪でも、絶対許せるものではない!! もう……なんで私ばかりこんな辱めを受けなきゃなんないのさぁ」


 散々、松を罵倒し、踞って顔を両手で覆う。


「なんも知らないのに、なんでこんな言われなきゃなんないのさ……」


 松は項垂れた。これ以上にない程、頭が地につくまで、項垂れた。


「俺……ちょっと、かわいそうじゃない?」



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