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角川学園-School Days-

第7章 不良襲撃編~南の謎~

夕陽君が喜んでる姿が、通話越しでも伝わってくる。

『郁君、大好きだよ♪』

「僕も大好きだよ」

こうして、夕陽君との通話が終わって僕はそろそろ寝る事にした。

◇道中◇

「新しい道 新しい事 新しい未来へ~♪」

翌日、ソングボーイズの新曲『New Song』を口ずさみながら、学校に向かっている。

「郁君、おはよう」

「南君、おはよう」

どうしよう、本人にも聞かないって約束したけど、いざ本人を目の前にしたら凄く気になる…。

「郁君、いつか時がきたら全部話すから」

「え?」

「全部打ち明けるから、それまで待っていてほしい」

だけど、真剣な表情で南君にお願いされて改めて誓う。

「わかったよ、南君
その代わり、全体にその時がきたら話してね」

「うん、もちろんだよ」

僕と南君の友情が、より深まった瞬間だった。

「それはそうと、今日は数多君と一緒じゃないの?」

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