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角川学園-School Days-

第8章 4年前の真相編~対面~

数多君は、やっぱり知ってたみたい。

研磨さんと歩さんが、僕に4年前の事件の真相を全て打ち明けてくれた理由。

2人が同性愛の恋人同士の部分を、僕が偏見持たずに受け入れてくれたお礼らしい。

「お~い、郁~!」

「あっ、来た来た」

向こうの方から、数多君が手を振りながらこっちにやって来る。

「わりぃ、待ったか?」

「ううん、僕もさっき着いたとこだよ」

研磨さんと歩さんが住むアパートへは、いつもココで待ち合わせて、数多君と2人で行っているんだ。

「郁、今日も何か買って行くのか?」

「うん、新刊のBL本数冊とBL同人誌数冊♪」

「なら、いつもどおり中入って見て回ってから行こうぜ~」

僕と数多君は、アメニイトの中へ入る。

◇アメニイト日本橋店2階◇

「じゃあ、BL同人誌コーナーに行って来るから少し待ってて」

「了解」

僕は、BL同人誌コーナーに向かう。

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