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角川学園-School Days-

第8章 4年前の真相編~対面~

「すみませんが、そん時になって見ないとわからねえっす」

研磨さんにも、同じ返答をする。

「それでも、4年間ずっと知りたかった真相を知るチャンスが、今やっときたんです
お願いします!」

「……わかった
そんなにお願いされたら、聞かないわけにはいかないしな」

「ありがとうございます!」

良かった。

これでやっと、4年間ずっと知りたかった真相が知れる!

-郁視点-

「きゃあああああッ!!」

「「「「ッ!?」」」」

突然、女性の悲鳴が聞こえてきて僕達は、アパートの敷地内から出る。

◇道中◇

「あれは!?」

道の向こう側を見ると、1人の女性が肩を押さえながらうずくまっている。

女性のそばには、ナイフを持った1人の男性が立って女性を見下ろしていた。

よく見ると、男のナイフは赤い液体みたいなのが付着していて、女性の肩から出血している。

「おい、あれって通り魔か?」

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