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角川学園-School Days-

第8章 4年前の真相編~対面~

「……。」

いよいよ、核心に触れる話が…。

「4年前のあの事件の当日、家に帰った僕は自分の部屋でのんびり過ごしてたんだけど…。」

~歩の回想・4年前~

◇日向家2階・歩の部屋◇

-歩視点-

その日の夜、家には僕と真の2人だけ。
お父さんとお母さんは、出張で明日の朝に帰って来る予定だ。

「真、家に帰って来てから何か元気がなかったな…。」

理由を聞いても、真は無言で答えないし…。

空手の稽古で、失敗か何かしたのかな?

そんなことを考えていると、部屋のドアがノックされる。

「入って良いよ」

ベッドの上で寝転がったまま返事をした。

そしたら、部屋のドアが開いて真が入って来た。

「……。」

真は、僕の部屋に入ってドアを閉めて鍵をロックする。

~現在~

◇日本橋アパート2階・210号室◇

「あの日の夜は、まさかあんな事件が起きるなんて思っても見なかったよ」

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