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角川学園-School Days-

第10章 一泊移住編~初日の始まり~

「俺もついてるから」

「うん…。」

僕は、俊樹君に支えられながら違うベンチに移動する。

「郁♪」

先に座った俊樹君が、僕を見ながら笑顔で自分の両膝をポンポンと叩く。

「膝枕してやるから、横になれよー」

「うん、ゴメンね…。」

ベンチに横になって寝転がり、俊樹君の膝の上に頭を乗せた。

「俊樹君の膝枕、寝心地良いね」

「本当かー?」

「うん」

「えへへ、そうか///」

少し照れてる俊樹君。

俊樹君に膝枕してもらってると、小学生の頃に何度か夕陽君に、膝枕してもらった時の事を思い出す。

それから少しの間、俊樹君に膝枕をしてもらった。

「郁、もうすぐ次の試合だけど大丈夫かー?」

「うん、大丈夫だよ
俊樹君、ありがとう」

「また、途中でしんどくなったら遠慮なく言えよ!
膝枕してやるからさ♪」

「わかった」

俊樹君って、本当に優しくて良い人だと改めて思った。

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