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角川学園-School Days-

第11章 一泊移住編~2人の時間~

◇長野旅館1階・自販機の前◇

「ほい」

「数多君、ありがとう」

自販機で買ったカルピスの缶を、数多君に開けてもらって飲む。

「ふぅ~、喉が潤った~」

数多君も、カルピスを飲んでいる。

「よう、おふたりさん」

「一泊移住、エンジョイしてるかい?」

「米内刑事、鳥海刑事!?」

「2人が何でココに!?」

浴衣姿の2人の登場に驚く、僕と数多君。

「実は、俺達も今日たまたまココに、有給で一泊の旅行で来たんだよ」

「会った時のために驚かせたくて、今日の朝に郁君にも言わなかったんだ」

「そうだったんですかぁ」

「普通に驚いたっすよ」

こんな偶然ってあるんだ。

「それじゃあ、僕達はこれで」

「俊樹と南が待ってるので」

「うん、またね」

「一泊移住、楽しんでね~」

僕と数多君は、米内刑事と鳥海刑事と別れて部屋に戻った。

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