無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ご飯２合分、粕汁６杯、うどん３玉、唐揚げ４つ、白身フライ５つって朝からよく食えるよなー」

「ていうか、いつも思うけどさ
そんだけ食べて、何で太んないの？」

「普通、そんだけ食べたら太るよね」

数多君と南君の疑問は、もっともだ。

普通だったら、確実に太る。

「いや～
何故か、いくら食べても太らないんだよね」

「へぇー」

朝飯の時間が終わり、昼まで自由時間を過ごして数時間後の昼飯の時間がやってきた。

◇長野旅館の敷地内・野外広場◇

「うーん、出来れば中辛か辛口が良かったかも…。」

「俺は、辛口派」

「俺は、中辛派」

昼飯は、長野旅館の敷地内にある、野外広場で自分達で作ったカレーライスを食べるんだ。

だけど、先生達が用意したのは甘口のカレー粉だった。

僕は、中辛か辛口ならどっちでもいける。

俊樹君は辛口派で、数多君は中辛派みたい。

「僕は、甘口派だから嬉しいよ♪」

南君は、甘口派なのか。