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角川学園-School Days-

第15章 恋のライバル編~夕陽の告白~

夕陽君は、僕を抱き締める。

「僕を庇ったせいで、怪我まで負わせてしまって…。
本当にゴメンね…。」

「夕陽君は、悪くないよ
だから気にしないで」

その時、スタッフルームのドアをノックする音が聞こえて、夕陽君は僕から離れる。

「有里、彼の様子は?」

スーツ姿の男性が、スタッフルームに入って来た。

「さっき目が覚めました
まだ、頭痛が治ってないみたいで」

「そうか…。」

この人、誰なんだろう?

「どうも」

スーツ姿の男性は、僕に一礼をする。

「僕は、ソングボーイズのマネージャーの真根栄司と言います」

ソングボーイズの、マネージャーさんか。

「僕は、小野郁と言います」

「きみの事は、ソングボーイズのメンバー…特に、有里からいろいろ聞いてるよ」

真根さんは、僕と夕陽君のそばまで来るともう一度、僕に一礼をする。

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