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角川学園-School Days-

第15章 恋のライバル編~夕陽の告白~

「この度は、うちの有里を庇ったせいでファンである、きみに怪我を負わせてしまって申し訳ありませんでした
同時に、きみのおかげで有里が助かりました」

「いえ、そんな…。
僕は、幼馴染として親友としてファンとして、有里君を助けただけです」

本当に、有里君が無事で良かった…。

「この件に関してのお礼は、いずれ必ずします
あと、治療費も」

「そんな、別に良いですよ
有里君が無事なだけで充分です」

別に、お礼が欲しくて庇ったわけじゃなく、純粋に有里君を助けたかっただけだ。

「そうは、いきません
有里は、僕や他のメンバーにとって家族同然なんです
何か、お礼をさせてもらわないと気が済みません」

「有里、真根さん」

「郁の状態は?」

「大丈夫なの?」

スタッフルームのドアが開くと同時に、翔君と剣君と筑紫君が入って来た。

「みんな、まだ頭痛が治ってないけど大丈夫だよ」

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