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角川学園-School Days-

第17章 新しい家族編~郁の返事~

◇難波レストランの前◇

難波レストランの前に着くと、隼と隼の友達はまだ来ていなかった。

「おっ、来た来た」

少しして、制服姿の隼と同じ制服の隼の友達らしき子が、こっちに向かって歩いて来る。

「お兄ちゃ~ん!」

「隼、1週間ぶりだね」

隼は、僕のそばに来ると友達の方を見る。

「壮馬(そうま)君、この人が話してた僕のお兄ちゃんになる、小野郁さんだよ」

壮馬君と呼ばれた子は、僕に一礼をして口を開く。

「隼から話を聞いています
初めまして、隼と同じクラスで友達の山口壮馬です
以後、お見知りおき願います」

「小野郁です
よろしくね、壮馬君」

壮馬君か。

褐色系で、礼儀正しくて良い子ってのが第一印象。

「それじゃあ、中へ入ろっか」

僕と隼と壮馬君は、レストランの中へ入った。

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