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「筑紫君、弟と話してくれてありがとうね」

『別に良いよ
それと、次は剣君が喋りたいって言ってたよ～』

「了解」

筑紫君との通話が終わり、次に剣君と通話で話す。

「剣君、やっほ～」

『ふむ、元気そうで何よりだ』

「郁さんって、もしかしてソングボーイズのみんなと知り合いなん？」

「そうみたいだよ」

僕が剣君と通話してる間、壮馬君は隼と話しながらそわそわしている。

『それで、俺推しの弟君の友達がそばにいると聞いたのだが』

「うん、いるよ」

『代わってくれぬか
郁の弟の友達なら、サービスしないとな』

「わかった」

僕は、壮馬君を見る。

「壮馬君
剣君が代わってほしいって」

壮馬君は、僕からスマホを受け取る。

「もしもし？」

隼同様に、恐る恐る話しかけて段々と明るくなった。

「はい、剣君のファンなんすよ！
俺も、剣道やってるんです」