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角川学園-School Days-

第18章 過去の友達編~再会~

◇文月家2階・郁の部屋◇

-郁視点-

「ん?」

机の上に置いていたスマホから、着信音が鳴っている。

「俊樹君だ」

スマホを手に取り、通話ボタンを押す。

「もしもし?」

『よう、郁!』

「どうしたの?」

通話越しから微かに、数多君と南君の声が聞こえる。

『今、数多と南と3人で難波にいるんだけどさ
郁もどうだー?』

「……悪いけど、今は…。」

とても、そんな気分にはなれない…。

『郁、今そんな気分じゃないのはわかってる』

「え?」

『俺達、友達として郁に早く元気になってもらいたいんだ…。』

俊樹君が言った直後、数多君が俊樹君に電話代わってって言ってるのが聞こえる。

『郁、電話だけど話すの久しぶりだな』

「数多君」

確かに終業式の日から、数多君達と話すの久しぶりな気がする。

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