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角川学園-School Days-

第19章 過去の友達編~南の正体と俊樹との亀裂~

睦月さんは頷く。

「婚約式と結婚式で会ってから、水無月家に遊びに行く時にみんなで話すようになってな
旦那思いの良い嫁さんだった」

お母さんの事も知ってたんだ…。

「郁君がイジメられた件でも、よく相談されたよ
かなり悩んでいた
郁君も当時は、かなり辛かっただろう」

「……。」

「水無月が事件を起こして逮捕された時
逮捕したのは、俺、高山、米内、鳥海の4人だ」

「えっ!?」

僕は、4人の顔を見回す。

4人は、僕に対して申し訳なさそうな表情で見る。

「水無月が、自分で通報したんだ
その時の奴は泣いていた
俺達も悔しくて泣いた
水無月が、ここまで思いつめていた事に気付けなかった、水無月の事を止める事が出来なかったっと…。」

「睦月さん…。」

「水無月の逮捕後、アイツに頼まれたんだ
きみと優里さんの事を、自分の代わりに影からでも良いから守ってほしいと
もちろん引き受けた」

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