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角川学園-School Days-

第19章 過去の友達編~南の正体と俊樹との亀裂~

お父さん…。

「水無月の自殺後、他の仕事もこなしつつ俺達は郁君と優里さんを守り続けるため、影からずっと見守ったりパトロールと称して近辺の捜査をしていた」

「もしかして、不良襲撃の日に米内刑事と鳥海刑事が現れたのも、その日から普通に話すようになったのも、林間学校の時に旅館に居たのも…。」

「全部、きみの護衛のためだ」

そうだったんだ…。

「もちろん、護衛のためだけじゃない」

「俺達は、きみと友達になりたいって気持ちもあったんだよ」

米内刑事と鳥海刑事が説明してくれた。

「林間学校の間、優里さんの事は俺とヤンスで影から守っていた」

再び説明をしてくれた睦月さん。

「湖南さんは、潜入捜査で角川学園に?」

湖南さんは頷くと口を開いた。

「睦月さん、ココからは俺がします」

「わかった」

「郁君
きみの言うとおり、俺は潜入捜査で角川学園に入った」

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