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角川学園-School Days-

第19章 過去の友達編~南の正体と俊樹との亀裂~

「俊樹君、離してよ…。」

「俺と数多、昨日お前と別れたあとにコイツらに呼び止められて、全部事情を聞かされたんだ!」

「ッ!?」

僕は振り返り、利行と健次郎の方を見た。

「郁、ゴメン…。」

「でも、事情を話したら協力してもらえると思って…。」

「話したって、どこまで話したんだよ!?」

もしかして、お父さんが起こした事件の事も…?

「おい、郁落ち着けって」

「うるさい、黙れッ!!」

「ッ!?」

僕に怒鳴られて驚く俊樹君を無視し、利行と健次郎を睨みつける。

「ねえ、どこまで!?
俊樹君と数多君に、どこまで話したんだよ!?
どこまで!どこまで話したか答えてよ!!」

「俊樹…。
こうなる可能性があるからやめとけって、だから言ったのに…。」

「でもよぉ…。」

どうやら、数多君は今回の僕を呼ぶ事に反対してたみたいだ。

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