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角川学園-School Days-

第19章 過去の友達編~南の正体と俊樹との亀裂~

◇日本橋・路地◇

「えっ?」

「……。」

「……。」

待ち合わせ場所の路地に着くと、俊樹君と数多君の他に利行と健次郎もいた。

「……俊樹君、数多君どういう事…?」

「いや、俺はやめた方が良いって言ったんだが…。」

「郁、わりぃ
コイツらに頼まれて、俺が2人の事を隠してお前を呼んだんだ」

なる程、今回の計画を立てたのは俊樹君と、利行と健次郎か…。

「郁、如月は悪くない
俺と健次郎が無理やり頼んだんだ」

「俺達、どうしても郁に許してもらって、仲直りしたいんだよ!」

「僕は、もうお前達の顔を見たくないしその声も、二度と聞きたくない!」

僕は、俊樹君と数多君の方を見る。

「俊樹君、もう二度とこんな余計な事しないで
あと、数多君もゴメンだけど、今日は帰るね」

「郁、待てよ!」

引き返そうとする僕の腕を掴み、止めようとする俊樹君。

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