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「郁、それで良いのか…？」

僕に確認する数多君。

「うん…。
これ以上、この２人に肩入れする輩と一緒に居たくないから…。」

「……わかった…。」

数多君の返事を聞き、僕はこの場から離れた。

－俊樹視点－

「郁…。」

俺は、郁の絶縁宣言にショックを受けていた。

「俊樹…。
今は、距離をとって時間が経つのを待とう…。」

俺を離す数多。

「わりぃ、数多…。
それは出来ない、もう一度だけ郁と話し合う！」

俺は、郁を追いかけるため駆け出す。

－数多視点－

「おい、俊樹待てよ！」

駆け出す俊樹を追いかける。

◇道中◇

「待って！」

「俺達も一緒に！」

「わかった！」

勝生と村瀬も一緒に、俊樹の後を追いかけた。

－郁視点－

「はぁ…。」

あの場から駆け出して少し時間が経った頃、僕はスピードを落としてゆっくり歩いている。