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角川学園-School Days-

第2章 開幕編~仲間達との放課後~

「いや、従兄は喜んで祝福してくれたぞ」

「そうなの?」

従兄の人、継ぐの嫌だったのかな?

「おう!
従兄も、郁と同じで自分の好きな事と、恋人にも時間を費やしたいみたい」

それで、従兄の人と恋人さんはアパートで2人で暮らしてるんだ。

「そういえば、ジークンドーでは数多君と従兄の人のどっちが強いの?」

あとで聞く予定の質問を、先に南君が聞いてくれた。

「従兄だよ
兄ちゃんは、俺の倍は強くて一度も勝った事がないんだ」

「へぇ~」

数多君よりも強いって、どんな人なんだろう?

「あっ、電話だ
ちょっと、待ってて」

数多君は、上着の内側ポケットからスマホを取り出し、通話ボタンを押す。

「もしもし、兄ちゃん?
うん、今は友達らと本屋に寄ってる」

電話の相手は、従兄の人からか。

「うん、わかった
じゃあ、友達らと別れたらそっちに行く」

そう言い、数多君は通話ボタンを切った。

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