テキストサイズ

角川学園-School Days-

第2章 開幕編~仲間達との放課後~

「わりぃな」

「別に良いよ」

「従兄から?」

やっぱり、通話の相手は従兄からだった。

「うん
今日、恋人さんが熱で仕事休んでるみたいで、兄ちゃんは仕事なんだ」

「じゃあ、今はアパートに恋人さん1人?」

「あぁ、それで心配だからもしいけたら、お見舞いに行ってほしいって頼まれたんだ」

そういう事なら仕方ない。

「今から、行ってきなよ」

「郁?」

「そうそう!
僕達は、まだ本屋でゆっくりするから気にしないで」

「郁、南サンキューな」

数多君は、僕と南君にお礼を言って本屋を出て行った。

「従兄の人、自分の恋人のお見舞いを数多君に頼むなんて、よっぽど信頼してるんだね」

僕だったら、自分の従兄弟に恋人のお見舞いに行かせないかな。

「お見舞いに行かせる程、従兄も従兄の恋人さんも、数多君に気を許してるのかも」

「でも、エロゲやエロ漫画だったら、そこから寝取られシチュエーションあるよね」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ