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僕の答えに驚く夕陽君。

「……理由を教えてほしいな…。」

「僕、夕陽君の事が大好きだよ
一緒に居て楽しいし、有里君としても大好きだしお父さんが起こした事件の事を知っても、僕達の事を受け入れてくれたし…。」

夕陽君が、僕とお母さんの事を受け入れてくれた時は、本当に嬉しかった。

「でも、それは恋人の好きじゃなくて、友達や兄弟としての好きって事に気付いたんだ…。
夕陽君の事は、１番大切な幼馴染で親友で兄弟としか思えない…。
僕の事を、ずっと思っててくれたのにゴメン……本当にゴメンね…。」

「そっか…。
郁君、謝らないで…。
郁君が、真剣に悩んで考えて出してくれた答えだから、僕はそれを受け入れるよ…。」

夕陽君は、悲しそうな表情で僕を思い切り抱き締める。

「郁君、僕じゃ駄目なの…？
もし、何か悪いところがあれば直すよ…。
郁君の恋人になれるなら努力するから…。」