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角川学園-School Days-

第21章 三角関係決着編~告白の返事~

さらに強く、僕を抱き締める。

「だから、お願いだよ郁君ッ…。
僕の恋人になってよ…。
僕、僕…郁君の事を本気で愛してるんだッ…。」

「夕陽君…。」

夕陽君は、泣きそうになりながら必死で僕に訴える。

「う、うっ…うぅぅっ…郁君…。」

僕は、夕陽君の頭を撫でた。

「郁君、ゴメン…。
困らせちゃったね…。」

少しの間だけ泣いたあと、抱き締めるのやめる夕陽君。

「夕陽君、本当にゴメンね…。」

「郁君、謝らなくて良いよ!」

笑顔で言う夕陽君だが、無理してるのがわかる。

「でも、この事を気にしてライブやイベントに行くのを、やめるとかはそれこそやめてね…。
郁君には、柴野有里のファンでいてもらいたいから…。」

「それは、もちろん
僕は、柴野有里君の1番のファンだよ
それと、夕陽君の1番の幼馴染で1番の兄弟で1番の親友だよ
それじゃあ、駄目かな…?」

これが、精一杯の気持ちだ。

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