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こんな恋愛ありですか…

第6章 葛藤

自然消滅まっしぐらな大倉さんとは対照的に、付き合って下さい!とはっきり言ってくれた奏也…

しかし、奏也はあり得ない。だって26才だよ?何をどうして一回り上の子持ち女と付き合うの。…あ、遊びだよね。付き合って下さいは、僕の遊び相手になって下さい。だよね。

そりゃそうよ、私だって結婚なんて二度と嫌よ。マジで。けど、由美に一生h無しだよって言われたらキツイと思った。だから、彼氏ぐらいは作ってもいいよね。そうよその彼氏がどんな、相手か。

私みたいな年齢も境遇も同じような人が理想。だからといって合うか合わないかはわからない。んー。>_< 大倉さんのことで傷ついたばかりだしな…


いつものように息子を学校に送り出し、パートに出掛ける日々。これが私の当たり前な生活だもんな。

奏也からLINE『明日午前中で仕事終わるんで昼間少し会えませんか』と。あの告白から3日だった。あの告白から、メールはしていない。
私は、断ろうと決めていた!
私もパートが、早く終われる日だったので会う事にした。

駅近くに止まってある奏也の車に乗り込んだ。
私「あのね、やっぱり私達どう考えても釣り合わないし、付き合うのは…」
奏也「釣り合うって何ですか?俺のこと嫌い?」
私「嫌いとかじゃなくて、26才と38才だよ?」
奏也「だから?世の中そんな恋人沢山居ますよ」
私「いやいや、私子供いるし、なかなか会えないし。」
奏也「子供が居たら恋愛してはいけないんですか? 付き合って嫌だと思ったら振ってくれていいです。」

私「なんで私なの?」
奏也「俺のことちゃんと、見てくれてる人初めてで、多分美月さんと別れたら、一生俺だけを見てくれる人との出会いは無いと思う。凄く貴重な出会いだと思うから失いたくなくて、ダメですか?」

えー、そこまで真剣に考えてたなんて…。確かに奏也と居たらなんでも話せるし、医者なんて、意識したことない。たまに医者に向かって、言うか?みたいなツッコミに自分で笑いそうにもなるほど。そこがまたいいのかな。でも怖い。あの時みたいに傷つきたくない。

私「どーせ、hしたらメールしなくなってバイバイするんでしょ?医者ならモテるしね、それなら最初から私なんかやめといたら?」
奏也「僕のこと、好きですか?」

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