秘密の先生tion!
第3章 また、先生を食べちゃいます
『じゃ。俺はもう行くから』
あたしを起こした後、喜一は足早に学校へ行ってしまった。
あたしも着替えとご飯を食べて、猛ダッシュしているけれど、間に合うかわからない。
キーンコーンカーンコーン…
はい、遅刻けってーい。
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あたしは入室許可証を貰いに職員室へ向かった。
「失礼します」
「あぁ、雛見さん。どうしたの?」
あっ!
紫吹先生…!
「入室許可証を貰いに…」
「ふふっ、知ってますよ。今日朝会わなかったもんね」
先生がいつもみたく柔らかく笑う。