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もう一度…

第10章 さよなら。


『しばらく時間下さい。』

優に伝えた。

『しばらく考えてみる。私達が無理矢理、愛を貫いた所で、幸せがくるとは思えないから。』

『お互いに、綺麗になった状態で結ばれる時が訪れない限り、私達は、お互いに傷つけ合い、苦しむだけかもしれない。』

『優…。あなたに愛された時間は凄く幸せです。優が私から、姿を消した12年間は、埋める事出来ないね。』

『どこかで変わった私達。運命な別れだったのかな。』

私は、
涙で、気持ちを
素直に
伝えれていたか
わからなかった。

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