舞子のえっちな日記
第3章 城島 圭
えええ…
いいのかい…!
てか 新垣さんなら安心 って、
城島さんと五十嵐くんに
恋愛対象として
絶対見られないからって意味かよー…
地味に傷つくぅ…
「あ、あの…
ご迷惑でなければ
これからお願いします。」
スッと伸びてきた
指の長い綺麗な手。
白い歯が見え隠れする
その笑顔は
まさに"王子"そのものだった。
改めて見ると
本当に綺麗な顔をしている。
デキモノひとつない
きめ細かな白い肌。
平行二重というのだろうか。
くっきりとした二重が
彼に目力を与えるが、
よく笑う彼に怖い印象はない。
スッと通った鼻。
それでいて笑うと
シワがよる。
細くて色素の薄い茶髪は
風が吹くと
彼の瞳をくすぐった。
雑誌の表紙にでも
なっていそうな美男子が
なぜこの会社に入社し、
今わたしの目の前で
握手を求めてくれているのか。
住む世界が違う2人の
お世話係として
わたしなんかが任命されていいのか。
「…あの…」
「え?
あぁ!あ、はい!
こんなわたしですが…
お力になれるなら、はい…」