舞子のえっちな日記
第4章 五十嵐 冬伍
「ええっと…
じゃあこれで大体の作業の
説明は終わりです。」
翌朝
あの2人を連れて
会社全体の場所案内及び、
機械類の操作説明、
大体の仕事内容などの説明する。
「あ、あの…
大丈夫でした、か…?」
「はい!
とても説明分かりやすくて。
ありがとうございます」
今日も彼の笑顔は輝いている。
この笑顔がこれから毎日
私に向けられるのかと思うと、
体が浮いてしまうくらい嬉しい。
と、
その横で不満げな顔をする
もう1人の美男子が視界に入った。
「はぁ〜〜。
やーっと終わり?
だるかったー。」
しかめる顔と大きく肩を回す姿と
ポキポキ鳴る首が
彼の印象を悪くする。
「お前なぁ、
本当にいい加減にしろよ?
こんな面倒な説明を
こんなに丁寧にしてくれたんだぞ?
自分の仕事もあるのに…」
どこか愛情が溢れる叱り方に
また"いいなぁ"なんて思ってしまう。
それにしても
本当にごもっともなこと
言ってくれたなぁ。
こっちも仕事押し付けられて
結構忙しいんだよぉ〜…!
「はぁ…また説教すか?
城島さん?」
「"さん"つけられるように
なったんだな。」
「あぁ、親父に言われた。
めんどくせぇ
口の聞き方なんてしらねぇよ。」