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舞子のえっちな日記

第4章 五十嵐 冬伍



また2人の会話が始まった。

朝からずっとこうだ。


五十嵐くんの態度に
城島さんがダメ出しをして
五十嵐くんはそれに反抗して
また城島さんが論破する。

そしていつの間にか
昔の話や家族の話、
聞いたことのない人の名前が
2人の会話で飛び交っていた。



もしかしてこの2人、
本当はすごく
仲が良かったんじゃ…?

と思うけど、
そんなこと言ったら
五十嵐くんに睨まれそうだから
やめておく。



「あ、ちょうどお昼ですね!
稲垣さん、昼食一緒にどうですか?」



城島さんからの
まさかの誘いだった。

きっとこの場に
女子社員がいたら発狂するだろう。



「は!?
俺にメシ奢るって
約束したじゃ…しませんでしたか!!」



大声で反論したのは
女子社員ではなく五十嵐くん。



「あぁ、そーだったか?
じゃあお前も来いよ。
約束通り奢ってやる。」



どうやら2人は昨日のうちに
今日のお昼を
一緒に食べる約束を交わしていたらしい。



「あの、
私は大丈夫です!
お二人で行ってきてください…」


「……んあーーー、もう、
めんどくせぇ!
お前がいようがいまいが
関係ねぇから一緒でいーよ。」


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