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舞子のえっちな日記

第4章 五十嵐 冬伍



デザートまで一通り
食べ終わった。


「ふぅ…」


2人の勢いがすごくて
私も載せられてたくさん食べちゃった…

もうお腹パンパン〜!!


「あははっ、
稲垣さんすごい
お腹いっぱいって顔してる」


ハッとした私の顔を見て
さらに笑うと
財布からお金を出してテーブルに置いた。


「じゃ、冬伍頼んだぞ」

「おう」


お金をそのまま、
城島さんは私の手を取り
行こう
と席を立つ。


え、え、

状況が把握できない!


「え、あの五十嵐さんは…??」

「あー、こいつ1ミリも動く気ないからね。
無理して連れ出そうとしても
時間の無駄だから。」


確かに、
私たちには目もくれず
メニューに釘付けだ。


カランカランと
店の扉が鳴り外に出た。


「え、あの、お、お会計…!」


「ん?さっきテーブルに
置いてきたから大丈夫だよ」


「あ、じゃあ私の分だけでも!」


財布を取り出そうとした手を
上から優しく抑えられた。


「こういう時くらい
カッコつけさせて…?」


困ったように笑うと
そのまま手を取り歩き出す。

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