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3-1

とうとう言ってしまった・・・

なのにコイツは「もっとわかりやすく言って」なんて言う。
これ以上言えるかよ・・・今の俺には　これでも精一杯なのに・・・


まーくんこそ、もっとわかるように言って欲しい・・・

「好きだよ」の真意を測れないうちに「なんちゃって・・・」と言われた俺の気持ちがわかるか？

心の奥の方から　じわじわ湧いてくる喜びに、
おい待てよ、喜ぶのは早いよ。まーくんの「好き」には深い意味はないのかもしれない
って言い聞かせてて・・・
それでもどんどん嬉しくなって
もう、想いが溢れそうになって

「俺も・・・」って言おうとした瞬間に　無残にぶった切られたんだ。



ホントに・・・好きでなくなることが出来たら・・・どんなに楽だろう・・・

まーくんのこと、ただの幼馴染、ただの親友としか見ない毎日。

二人共、普通に女の子と付き合って、時々ダブルデートしたりして。
時には「女ってわかんねーな」なんて愚痴言い合う　そんな毎日・・・・・・

こんなにも苦しかったり切なかったり、悩んだりすることのない毎日。