
となりのアイツ AN
第97章 大凶の呪縛5 かずくん
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俺達って 何なんだろう、って
ずっと考えてた
生まれた時からずっと隣同士
物心ついた時には いつも一緒に居て
幼馴染
親友
兄弟みたい
チビの頃はそれで良かった筈なのに
いつの間にか 俺の気持ちは変わって行った
まーくんの笑顔を見るだけで元気になれて
まーくんが元気ないと俺まで力が出ない
口では小憎らしい減らず口ばかり言いながら
その実
“ さっきの言い過ぎ?まーくん俺の事嫌いになってない? ”
なんて、裏では高性能レーダー並に
まーくんの表情のみならず一挙手一投足まで見守った中学の頃も
