
となりのアイツ AN
第97章 大凶の呪縛5 かずくん
だから 今度は俺がまーくんに恩返し、
って ワケじゃないけど
まーくんが本気でそうしたいのなら
俺はまーくんの考えを尊重する
誰かに聞かれたら 呆れられて
「何やってんの?」って言われそうな事でも
俺は まーくんの望むとおりにする
うん、誰が笑ってもいいよ
俺は
俺だけは
ずっと まーくんの味方だ
・・・そう自分に言い聞かせながら
勿論、それはホントにホントの気持ちなんだけど
“ もう俺とはヤル気なくなったのかも・・・ ”
俺の中に芽生えた疑惑を思い出す度に
俺は重くて深いため息を吐いていた
