となりのアイツ AN
第111章 卒業、そして となりのアイツ8 まーくん
途端に ズキーン!と鳴る心臓
急激に喉がカラカラになって 生唾を飲み込む
ごっくん!という音が響き渡る
「か、かずくん・・・」
上擦った声でかずくんを呼べば
かずくんも甘く俺の名を呼んでくれる
「・・・まーくん・・・」
これ、勘違いじゃないよね?
かずくんもその気になってくれてるよね?
誰も答えてはくれなかったけど
もう その気になった俺を止めることなんてできない
俺はかずくんの肩を抱き、
その柔らかい唇を味わって
深海へと沈んでいくように
かずくんとの行為に溺れて行った
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