無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「似合うよ似合う。そんな派手でクレイジーなシャツ着こなせるのまーくんぐらいだ。」
「それ、褒めてんの？バカにしてんの？」

「何でだよ、褒めてるじゃん。それ買えば？多分お前以外の誰も買わないだろうから・・・」
「やっぱバカにしてる・・・」


いやいや、してないし・・・。

でもこっちの大人っぽいシックなシャツも似合いそうだ。
誕生日近ければプレゼントつって買っちゃうんだけど　生憎まーくんは冬生まれ、
何の意味もなくプレゼントするってのも変だろうしなぁ

・・・なんて考えてしまう。


まーくんも面白がって　俺にあれこれ試させる。
まるで子供みたいにはしゃぎながら　まーくんはキャップを、俺は　度の入ってないメガネを買った。

レンズに色はついてないけどちゃんとサングラスの役目を果たしてくれるらしい。


「あ、いいね！頭良さそうに見えるよ」
「何だと？言い直せ」

「ますます頭良さそうに見えます・・・」
「よし。まーくんもかけてみな？・・・・・・お前は変わんねーなー」

「何だとー？言い直せ」
「バカは何やっても・・・いってーな！」


ふくれっ面で体当たりしてくるまーくん。

道行く人々が何事かと振り返る。
俺たち、はしゃぎ過ぎみたいだぜ・・・？