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となりのアイツ AN

第112章 卒業、そして となりのアイツ9 かずくん



ピンポーン♪



「ハーイ」

「あの、隣に引っ越してきたものですけど」

「あ、ハイハイ、今開けまーす」



目一杯 低い声音で話すと
全然気づいてない風のまーくんの声がして
俺は笑いを噛み殺すのにひと苦労だ


ドアの向こうで
どだだだ、っと足音がして

おい、転ぶなよ、と思った途端に


「わぁっ!」


と言う叫び声と、ダダーン!と言う物音が
ドア越しに響く


あぁ・・やっぱり転んでるよ
そんなに慌てなくてもいいのに






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