となりのアイツ AN
第112章 卒業、そして となりのアイツ9 かずくん
そんな事を思いながらも
もう俺は 顔中に笑いが広がるのを止められない
ザザッ、とサンダルをつっかけた音と
ガチャリ、ロックを外してる金属音が聞こえる
早く早く
早く顔見せてよ
待ち遠しくて堪らないよ
「お待たせしましたー、・・わっ!・・えっ?ええっ??」
いきなりの俺の登場に
ワケも分からず驚きまくるまーくん
「今日からまたよろしく、お隣さん」
そう言いながら むぎゅっと抱きついた俺に
暫くぽかんとした後で
俺の大好きな おひさまみたいな笑顔が広がった
END