となりのアイツ AN
第24章 ファーストキス?2 まーくん
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ランチの忙しい時間が済むと 俺たちのバイトも終わり、
ここからは久々の二人きり、フリータイムだ。
基本は 街をちょっとぶらついてから 食材の買い出しに行き 二人で家ご飯。
最近では随分手馴れて、食材を余らせて腐らせるようなこともなくなった。
冷蔵庫チェックも怠らない。
「今月は特に節約強化月間だしね~」
「豚肉まだ少しあったよな?キャベツ安いからキャベツいっぱいのお好み焼き作ろうか」
「いいね、昨日ウチから冷凍餃子送ってきてたし、あとは野菜あれば栄養バランスもいいし 腹も膨れそう」
あの時一瞬フリーズしたものの、その後 普段と何も変わらないかずくんの態度。
あんなことなかったかのように 普通に会話してくれるかずくんが怖い!
・・・それとももしかして ほんとになんとも思ってないのかな・・・
あれ・・・俺が考えすぎなのか?
キスなんて・・・どうってことないことなのかな・・・?
でも・・・。
だとしたら かずくんも普通に体験してるってことになるのか・・・?
だけど・・・俺のファーストキスはかずくんだけど
かずくんの相手は・・・・・・誰・・・?
かずくんの持ってる小型のホットプレートで お好み焼きを焼きながらどんどん食べる。
そしてTVを見たりDVDを借りたり。
ささやかながら ゆっくり落ち着けるひと時が楽しみで嬉しい。
でもさっきからかずくん、緊張してるし、勿論俺も落ち着かない。
きっとこの前のこと・・・話し合おうとしてくれるんだ・・・
俺のこと好きだと言ってくれてるのに キスを拒んだ理由なんて 俺には想像がつかない。
何だろう、何なんだろう・・・
もしかしてものすごくショックを受けるようなことだったらどうしよう・・・
今更ながらドキドキしてきた・・・・・・