となりのアイツ AN
第29章 夏休み2 まーくん
2-3
ジャンケンに負けて みんなの分のジュースを買いに行く時、もこがついてきて 半分持ってくれた。
バスケ部の部長だったもこは 背が高くてハンサムで 勿論バスケもめっちゃ上手い。でも 決して気取ったり 威張ったりしない とってもいい奴だ。
「雅紀は 国大行ったんだよな・・・バスケ続けてるの?」
「俺なんか 大学では通用しないよ、もこは?推薦で行ったんだっけ?」
「一応 声かけてもらった大学行ったけど、なんかレベルが違う感じ・・・
レギュラーなんて 夢のまた夢だな・・・」
「そんなことないだろ・・・俺、もこのプレイ好きだよ。センスとパワー、両方あるのって羨ましい」
「あぁ、センスはともかくとして パワーはあるぞ。雅紀は相変わらず細いなー、ちゃんと食ってるのか?」
「食ってるよ、これでもちゃんと自炊してるんだから」
「へぇ~・・・実は 俺も料理得意なんだ。最近では 自分でもレシピ考えたりして」
「マジで?すごいな~・・・じゃあ、簡単で 美味しいのあったら教えてよ」
「おう、俺さ、横浜好きで結構行ったりするから 今度雅紀んちで作ってやるよ。その代わりその時は泊めてくれるだろ?」
「いいよ、いつでもどうぞ」
そんな他愛もない話をしながら 人数分のジュースを抱えて帰ると かずくんがいない。
「あれ?かずくんは?」
「さぁ・・・さっきから見ないけど・・・」
「どこ行ったんだろう・・・?」
そこへすぐ後ろからかずくんが現れる。
「おかえり・・・どこ行ってたの?」
「・・・別に・・・」
何だろ、何か不機嫌?
・・・というわけでもないのかな、みんなと ワイワイ楽しそうに話してる・・・
でも、それから かずくんは 微妙に俺の視線を避け、ついに帰りまで ちゃんと目が合うことなく タイムアップ。
帰りの車の中でも 俺はもこに呼ばれて助手席に座り、一番後ろの列に座ったかずくんと 二人で話すこともできず・・・・・・。
「またなー」
「帰ってきたら連絡しろよ」
「バイバーイ」
家の前で降ろしてもらい、別れの挨拶が賑やかに飛び交い、車が走り去った後、二人が残された。
ジャンケンに負けて みんなの分のジュースを買いに行く時、もこがついてきて 半分持ってくれた。
バスケ部の部長だったもこは 背が高くてハンサムで 勿論バスケもめっちゃ上手い。でも 決して気取ったり 威張ったりしない とってもいい奴だ。
「雅紀は 国大行ったんだよな・・・バスケ続けてるの?」
「俺なんか 大学では通用しないよ、もこは?推薦で行ったんだっけ?」
「一応 声かけてもらった大学行ったけど、なんかレベルが違う感じ・・・
レギュラーなんて 夢のまた夢だな・・・」
「そんなことないだろ・・・俺、もこのプレイ好きだよ。センスとパワー、両方あるのって羨ましい」
「あぁ、センスはともかくとして パワーはあるぞ。雅紀は相変わらず細いなー、ちゃんと食ってるのか?」
「食ってるよ、これでもちゃんと自炊してるんだから」
「へぇ~・・・実は 俺も料理得意なんだ。最近では 自分でもレシピ考えたりして」
「マジで?すごいな~・・・じゃあ、簡単で 美味しいのあったら教えてよ」
「おう、俺さ、横浜好きで結構行ったりするから 今度雅紀んちで作ってやるよ。その代わりその時は泊めてくれるだろ?」
「いいよ、いつでもどうぞ」
そんな他愛もない話をしながら 人数分のジュースを抱えて帰ると かずくんがいない。
「あれ?かずくんは?」
「さぁ・・・さっきから見ないけど・・・」
「どこ行ったんだろう・・・?」
そこへすぐ後ろからかずくんが現れる。
「おかえり・・・どこ行ってたの?」
「・・・別に・・・」
何だろ、何か不機嫌?
・・・というわけでもないのかな、みんなと ワイワイ楽しそうに話してる・・・
でも、それから かずくんは 微妙に俺の視線を避け、ついに帰りまで ちゃんと目が合うことなく タイムアップ。
帰りの車の中でも 俺はもこに呼ばれて助手席に座り、一番後ろの列に座ったかずくんと 二人で話すこともできず・・・・・・。
「またなー」
「帰ってきたら連絡しろよ」
「バイバーイ」
家の前で降ろしてもらい、別れの挨拶が賑やかに飛び交い、車が走り去った後、二人が残された。