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となりのアイツ AN

第35章 誤解3 まーくん

3-2

まだバイトには早い時間なのに 出かけようとしてるみたい。
もしかして、というか やっぱり俺のこと避けてるよね。



「かずくん、この前の夜のこと・・・」
「・・・何だっけ・・・」

「・・・俺の部屋に来てくれたじゃん・・・」
「・・・そうだっけ・・・でも特別用事があったわけじゃないから・・・」

「どうして帰っちゃったのさ」
「・・・・・・」

「電話の話、聞こえたんだろ?」
「・・・言っとくけど、わざとじゃないからな。窓ノックしようとしたら 偶々聞こえただけで」

「やっぱり聞こえたんだ。それで帰っちゃったんだね」
「・・・・・・」

「あのさ、わかってると思うけど一応説明しとくね。あの時もこが俺のこと好きだって、言ったの。あ、もちろん友達としてだよ。だから俺も好きだよ、って言っただけ。それで俺が彼女いない、って言ったら冗談で いつも一緒にいるみたいだけど まさかかずくんとデキてる訳じゃないよなぁ・・・みたいな感じで言うから・・・。だってまさか付き合ってるなんて言えるわけないし・・・」


俺としては当たり前の事実を言っただけなんだけど
かずくんは呆れ顔、てゆーか、俺の事バカにしたような 皮肉っぽい笑顔を浮かべてる

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