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となりのアイツ AN

第49章 願い4 かずくん




でも、次の瞬間、まーくんは叫びながら身を翻し、外へと飛び出していった


「ごめん!」



おいっ!

なんでお前が謝るんだよ!?

なんでお前が出て行くんだよ!?

ちょっと待て!



「まーくん!」


もこみちを突き飛ばすようにして俺も外へ出たけど、まーくんの背中はずっと遠くに小さく見えるだけ。


「足、速すぎるんだよ・・・」





泣きたいような気持ちで、それでも俺は必死でその背中を追いかけ始めた。

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