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となりのアイツ AN

第49章 願い4 かずくん



腕を突っ張ろうとしたけど、もこみちの両脇にきゅっと挟まれて抜けない。
俺の拳は 背中のセーターを引っ張ることしかできなくて、

そんなの当然何の歯止めにもならなくて・・・




唇に降ってきた感触

何かを考える暇もなく、玄関ドアの開く音と共に聞こえた声





「ただいまー!早いでしょ、びっくりしたー?」





・・・例えなんかじゃなく、その瞬間俺は固まった。

心臓も一瞬止まったんじゃないかな。


そしてまーくんも・・・。



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