
となりのアイツ AN
第51章 願い6 かずくん
「また今度、・・・な」
「ん・・・また・・・、があるよね・・・?」
まーくんの頭の上に置いた俺の手を握り、真剣な顔で見つめてくる
「・・・多分・・・」
さっきの欲情が収まって 嘘のように静かになると、やっぱり詳細な想像は 俺をたじろがせる。
それでも あんな瞬間が訪れたことは事実で、きっとそれはまたいつか俺のもとへやってくるに違いない。
俺の返事が不服そうなまーくんは ちょっとふくれっ面になり
「“多分”、なの?やっぱり今から襲っちゃおうかな」
なんて言う。
「何言ってんだ、お前のせいだろ」
「そっか・・・」
