となりのアイツ AN
第51章 願い6 かずくん
眉毛を下げてクスッと笑うまーくん
あぁ、このリラックスした顔は お前ももう完全に萎えてるな~・・・
まいっか、またいつか・・・
お互いにその気持ちがあれば またそのタイミングはやって来るだろう
それはずっとずっと後かもしれないし、もしかしたら今日の夜かもしれない
でもいくら何でも きっと今年中には 俺の願いは聞き届けられるだろう
じゃなかったら お賽銭返してもらわないと・・・
俺は 神様が忘れないようにと 目を閉じて心の中でもう一度願い事を繰り返す
「今年中には まーくんと結ばれますように」
「かずくん?どうかした?」
「何でもないよ」
そう答えた途端、瞳をくりくりさせて 間近で俺を見つめる
可愛い笑顔にキスしたくなった。
その日は 意外と近いかもしれないな