テキストサイズ

となりのアイツ AN

第62章 二十歳の贈り物3 まーくん



とにかく、目元が赤くなって ふわふわ笑うかずくんは
いつもより素直で可愛さ倍増


「ね・・ねぇ・・・ちゅーするとこ 撮ってもいい?」
「え~・・・しょーがないなぁ・・・一枚だけだぞ」


うわ、普段なら

「ふざけんな!」

って蹴っ飛ばされるのに
撮ってもいいって・・・

こ、こんなチャンス滅多に無い
いや、今を逃したら一生無い!

どうせなら動画を撮っちゃおう!
とは言っても バレたら殺されるから内緒で!


ビールの缶やつまみの袋を駆使して 即席スマホスタンドを作った俺は
角度を合わせて録画ボタンをピッ、と押し
ずりずりとかずくんに大接近

ドキドキしながら その手を握った




ストーリーメニュー

TOPTOPへ