となりのアイツ AN
第11章 秘密1 まーくん
1-1
黙り込んでしまったかずくん
よくわからないけど、とっても辛そうだ…。
何か言いたいことがあるのに言えない…
それがわかるから 俺も懸命に心を解きほぐそうとしてみる。
「ねぇ…どうしたの?俺には言いたくないこと?」
「……」
どんどん下を向いちゃうかずくん…。
不機嫌そうには聞こえない 小さなため息をつく。
かずくんは 昔から時々こんなふうに黙り込んじゃう時がある。
それは怒ってるんじゃなくて、ぐるぐる考えすぎて
自家中毒みたいになっちゃうから。
普段強がってるくせに ホントは 言いたいこと、
伝えたいことがあっても口を開けずにいるみたい
きっと今もそうなんだよね?
…言ってみてよ?
何を言われたって 俺は気を悪くしたりしないから…
それとも 少しクールダウンして仕切り直そうか?
そんな思いを込めて かずくんを見つめる
「ん?」
「……」
「もしかして俺、帰ったほうがいい?」
「……」
それでも首を横に振ってくれるから
「じゃあ、俺の買ったもの、自分の部屋に持って行って、色々片付けたらまた来るね?」
「……」
「…来てもいい?」
「まーくんが来たいなら…」
その言葉を聞いた俺は 吹き出しそうになるのをこらえて
「じゃあ後で来るね」と言って自分の部屋に戻った。
荷物を抱えて 自分の部屋の玄関ドアを閉めたところで にへら、とする。
くーーーっ、ヤバイ、可愛すぎる。
撫でて欲しいのに 拗ねて背中向けてる仔犬みたいだ。
膝の上に抱き上げて ヨシヨシってしたくなる。
そんなことしたら すっごい怒るだろうから
しないけどさぁ~・・・
黙り込んでしまったかずくん
よくわからないけど、とっても辛そうだ…。
何か言いたいことがあるのに言えない…
それがわかるから 俺も懸命に心を解きほぐそうとしてみる。
「ねぇ…どうしたの?俺には言いたくないこと?」
「……」
どんどん下を向いちゃうかずくん…。
不機嫌そうには聞こえない 小さなため息をつく。
かずくんは 昔から時々こんなふうに黙り込んじゃう時がある。
それは怒ってるんじゃなくて、ぐるぐる考えすぎて
自家中毒みたいになっちゃうから。
普段強がってるくせに ホントは 言いたいこと、
伝えたいことがあっても口を開けずにいるみたい
きっと今もそうなんだよね?
…言ってみてよ?
何を言われたって 俺は気を悪くしたりしないから…
それとも 少しクールダウンして仕切り直そうか?
そんな思いを込めて かずくんを見つめる
「ん?」
「……」
「もしかして俺、帰ったほうがいい?」
「……」
それでも首を横に振ってくれるから
「じゃあ、俺の買ったもの、自分の部屋に持って行って、色々片付けたらまた来るね?」
「……」
「…来てもいい?」
「まーくんが来たいなら…」
その言葉を聞いた俺は 吹き出しそうになるのをこらえて
「じゃあ後で来るね」と言って自分の部屋に戻った。
荷物を抱えて 自分の部屋の玄関ドアを閉めたところで にへら、とする。
くーーーっ、ヤバイ、可愛すぎる。
撫でて欲しいのに 拗ねて背中向けてる仔犬みたいだ。
膝の上に抱き上げて ヨシヨシってしたくなる。
そんなことしたら すっごい怒るだろうから
しないけどさぁ~・・・