となりのアイツ AN
第90章 ただいまの後で5 かずくん
「俺はどっちでも・・・まーくんの良い方で良いよ・・」
「ホント?・・かずくん無理してない?」
「してないよ・・まーくんが 上がいいなら 俺は下で・・・」
「かずくん・・・それホント?ホントにホント?」
「ホントにホント」
「・・・ありがと・・・」
別に 俺がまーくんに何かをあげるわけじゃない
セックスは二人の行為だ
だから お礼なんか言われる筋合いじゃない
俺たち平等な立場な筈だろ
そう思ってると、
てゆーか、自分自身にそう言い聞かせてると
まーくんが何処からか取り出したジェルを
自分の掌にたっぷり出した
どんな顔してその先を見ればいいのかわからなくて
まー君の首に縋りつくように
まわした腕に力を込める
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